Case Study
システム運用監視

VALUENEX 株式会社

VALUENEX 株式会社は、独自の情報解析技術を用いて研究開発DX を推進しています。私たちが目指しているのは、世界中に氾濫する情報を解析し、得られた知見から新しいアイデアやコンセプトを生み出すこと。「知」を共有し、創造することです。VALUENEX が提供する「VALUENEX Radar」という製品は、膨大な文書データの関係性を1枚の俯瞰図で可視化し、ビジネス戦略における事前調査やアクションプランの立案など、幅広い意思決定のシーンで活用できます。

企業向け製品「VALUENEX Radar」のサービスサイト運用・監視をアールワークスが担当。また、サービスにおいて必要なデータの更新同期などの作業の一部もサポート。

VALUENEX 株式会社導入事例の詳細

VALUENEX 株式会社

【取材対応】
VALUENEX 株式会社
取締役 CTO 片桐 広貴 様(写真左から2人目)

ソリューション事業推進本部 開発チーム
マネジャー 王 涛 様(写真右)

ソリューション事業推進本部 開発チーム
シニアリーダー 小笠原 卓 様(写真右から2人目)

※写真左はアールワークス営業担当

1. 概要と選定理由

24 時間365 日体制でお客様のサービスを監視し、障害発生時は迅速に対処します

ご担当の業務と、弊社サービスをご採用いただいた経緯をお聞かせください。

当社では、「VALUENEX Radar」という製品を企業向けにリリースしており、そのサービスサイトの運用・監視をアールワークスさんにお願いしています。正確には運用・監視だけでなく、データ更新同期など定期的に発生する作業の一部(サービスの中で必要なデータを更新同期する作業など)もお願いしている状況です。

VALUENEX 株式会社

「VALUENEX Radar」は、文書情報を可視化できるクラウドサービスです。たとえば、特許情報や論文情報など、ある特定のビジネス分野全体に関する情報を読み取る場合、扱うデータが膨大な量となり非常に手間がかかります。これらを人が読んで分類するとなると、恣意的になってしまうため、読む人によってばらつきが生じることになります。

VALUENEX Radar は、そういった恣意性を排除し、情報の関連性を1 枚の絵として表現することによって、客観的な分析を可能にし、そこから知見を得ることができるのです。

<「VALUENEX Radar」イメージ>

「VALUENEX Radar」イメージ

一般的にサービスサイトの障害対応は、①予兆、②障害の発生を確認、③障害に対応するという流れで行いますが、①から②の切り分けの部分に関してもアールワークスさんで対応してもらっています。

当社は人数が限られていることもあり、①、②で障害が本当に発生しているかの切り分け作業を、24 時間365 日体制で実施することは難しいです。

たとえば、復旧手順が明確に定義できる障害に関しては、一時復旧の手順を事前に決めておき、手順に従って作業してもらっています。

まずは、決めた手順通りにアールワークスさんで復旧に向けた対応をしてもらい、復旧したら当社に連絡をもらう、復旧しなかった場合はエスカレーションをして当社で対応するという流れです。

VALUENEX 株式会社

アールワークスさんのサービスを導入した経緯としては、24時間365日の障害対応を自社だけで行うのは難しかったという課題や、監視・運用を外注する際のコストなど、さまざまな要素があります。これらを総合的に考慮したうえでアールワークスさんに依頼することになりました。

2. 評価ポイント

サービスの運用監視・障害対応だけでなく、専門知識とノウハウを活かしたサポートを提供します

弊社サービスで評価いただいているポイントを教えてください。

アールワークスさんのサービスの中で、特に以下の3 つのポイントを高く評価しています。

  • 1. 定期的に発生する作業も対応してもらえる

    当社では、週に1回、ある環境から別の環境にデータを同期する作業を行っています。これらの作業にはそれなりの工数が発生します。障害対応以外の作業もしていただける点は大変助かっています。
    また、その中でイレギュラーが発生することがあります。イレギュラーが発生した際に、そのまま対応できるか、変更が必要かどうかを事前にアールワークスさんに質問すると、すぐに的確な返答いただけるので非常に助かっています。具体的な対応方法を迅速にアドバイスしてもらえる点はありがたいと感じます。

  • 2. 夜間に発生した障害の一次対処を行ってもらえる

    夜間、何らかの障害が発生した際に、一次対処を迅速に行ってもらえている点も得難いサポートです。夜間の障害はそこまで頻繁に発生するわけではありませんが、実際に発生したことがあるため、24 時間365 日監視してもらえて助かっています。

  • 3. 当社の障害対応の時間削減・負担軽減につながっている

    当社のサービスサイトは復旧手順が明確に定義できるものもあり、これらについては、こちらが提示した手順に沿ってアールワークスさんで復旧対応を行ってもらっています。おかげで特定の障害・トラブルに関しては自社で対応する必要がなくなりました。その結果、障害に対応する時間を削減できています。起こりうる障害に対し、アールワークスさんである程度対処して頂けていることは非常に大きいと感じています。

3. 「AeyeScan(エーアイスキャン)」導入と今後の要望

サポート体制が手厚いWeb アプリケーション診断「AeyeScan」も提供しています

Web アプリケーション診断「AeyeScan(エーアイスキャン)」の導入経緯と、ご利用された感想を教えてください。

当社のシステム内のバックグラウンドでは、脆弱性診断の仕組みはすでに存在していました。しかし、お客さんの立場(Web アプリを使う側)から攻撃できるかどうかや、脆弱性に関して確認する手立てについては、なかなか見つけることができませんでした。

Web アプリケーション診断のサービスは世の中にたくさんありますが、AeyeScan はSaaS サービスのため利用者側の当社が診断を実行することができるのですが、操作が簡単という点に魅力を感じて導入を決めました。

アールワークスへのご要望があれば教えてください。

アールワークスさんには、引き続き24 時間365 日のサポートをお願いできたらと考えています。今後、システムを刷新する機会があると思うので、併せてご支援いただけたらと感じています。

VALUENEX 株式会社

また、サーバー更改の際にも依頼させて頂きましたが、さまざまな助言を頂き、問題なくサーバーの更改や構築作業を実施できました。アールワークスさんはさまざまなノウハウ・知見を持っているため、その点も大変頼りにしています。

現在は大きな問題点はないため、引き続き今のまま安定的に運用監視をしていただけたらありがたいと思います。

アールワークス社のサポートがなかったら、お客様からの指摘が相当数発生していたかもしれません。当社サイトの運用監視に加えて、一時復旧やデータ更新など、幅広く対応してもらっているので非常に感謝しています。

当社の場合、運用監視を内製したり、対応する仕組みを作ったりすることは非常に難しいと感じています。内製する場合、運用担当者を複数人用意する必要がありますが、当社の規模を考慮すると難しいのが現実です。アールワークスさんのような会社に運用監視や障害対応を担当してもらうことは、非常にありがたいことだと感じています。

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