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RW Views概要

RW Views は、ミッションクリティカルなアプリケーションのための高性能な C++ グラフィカルユーザーインタフェース(GUI)コンポーネントです。移植性にも優れ、 Windows、UNIX、Linux など幅広いプラットフォームで高いパフォーマンスを発揮します。

図形の拡大/縮小/回転などの変形、アニメーション、複数レイヤのサポート、高速な描画などの機能を持つクラスが備わっています。同じ画面の内容を複数のウィンドウで拡大率を変えて表示 ( マルチビュー ) したり、画面をスクロールする機能も標準で用意されています。

GUI クラスにはラベル、ボタン、テキスト入力領域、 メニューなど標準的なものから、リアルタイム表示が可能なグラフやスプレッドシート(表計算)、ガントチャート(作業の進捗状態を表す横棒グラフの一種)など、よりアプリケーション向けのオブジェクトも多く用意しています。これらのオブジェクトを拡張して、ユーザ独自の部品を簡単に作成することもできます。

グラフィックオブジェクトの表示だけでなく、ユーザが対話的にオブジェクトを操作することもできます。オブジェクトの選択やコピーなどの標準的な動作が備わっているだけでなく、既存の動作を拡張して簡単に新しい動作を追加することもできます。

大量のオブジェクトを効率よく管理し、高速に表示するためのクラスが用意されています。

複数のレイヤをサポートしているため、たとえば地図を使ったアプリケーションでは、イメージデータを用いた臨場感のある地図と、線画を用いてアプリケーション特有の情報を表示する地図を重ね合わせたり、切り替えて表示したり、一部を拡大したり、縮小して全体像を見せたり、航空機や船舶のデータを地図上に表示したりといったことができます。

RW Views は国際化されており、日本語アプリケーションの開発に利用できます。

RW Views の画面例

付属のエディタ画面例

RW Viewsに付属しているGUIエディタの画面例です。
エディタを利用することで、対話的にGUIを作成することができます。
作成した画面のソースコードを生成することもできます。

付属のエディタ画面例

カスタマイズしたグラフィックオブジェクトとマルチビュー

航空機の位置や進行方向、軌跡などを図示し、便名や高度を文字列で表示するようにカスタマイズした、グラフィックオブジェクトの例です。

右上にある Locator ウィンドウは、メイン画面の内容と同じものを拡大率を変えて別のウィンドウに表示したものです(マルチビュー)。カスタマイズされたグラフィックオブジェクトは、このウィンドウでは非表示になっています。

カスタマイズしたグラフィックオブジェクトとマルチビュー

ガントチャートの例

標準のガントチャートをカスタマイズした例です。
上部の時間軸のスケールを月単位の表示にしたり、特定の期間の背景だけを塗りつぶすといったカスタマイズを行っています。

ガントチャートの例

ノードとリンク

さまざな形状のリンクを作成することができます。ノードとリンクの接続位置は任意の場所に設定することができます。ノードには単純な四角形だけではなく、任意の図形やイメージ、ボタンなどの GUI 部品も指定することができます。

  • ノードとリンク1
  • ノードとリンク2

地図データ

RW Views で地図データを扱うためのパッケージは、様々な投影法のサポートや、緯度・経度情報を画面上の座標に変換する機能などを持っています。 この画面は、同じ地図データを正距方位図法とメルカトル図法で表示させたものです。

  • 正距方位図法正距方位図法
  • メルカトル図法メルカトル図法

標準のグラフィックオブジェクトの例

RW Views に標準で用意されているグラフィックオブジェクトの例です。
直線や多角形など基本的なオブジェクトから、GUI 部品であるボタンやメニュー、さらに高度なスプレッドシートやツリー表示用オブジェクトなどが用意されています。直線や多角形などだけでなく、ボタンやシートオブジェクトもカスタマイズが可能です。

標準のグラフィックオブジェクトの例

製品構成

製品名 パッケージ 説明
RW Views 基本 ラベル、ボタン、テキスト入力領域、メニュー、ガントチャートなどの標準オブジェクト
RW Views Charts オプション 様々なグラフ(棒グラフ、円グラフ、株価チャートなど)オブジェクト
RW Views Graph Layout オプション ネットワーク図やフローチャートを自動レイアウト
RW Views Data Access オプション データベースへの接続可能
RW Views Maps オプション 地図データの読み込みと管理

各製品の詳細は開発元 (Perforce Software Inc.) をご覧ください。

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