Case Study
AWS運用監視

SBI ホールディングス株式会社

SBI グループは、 ①証券・銀行・保険分野のグループ会社で構成される「金融サービス事業」、 ②資産運用に関連するサービス提供を行う「資産運用事業」 ③ベンチャーキャピタルやレバレッジド・バイアウト、事業承継などの各種ファンドの運営を行う「投資事業」、 ④暗号資産マーケットメイカーや暗号資産(仮想通貨)の交換・取引サービス、システムを提供する「暗号資産事業」、 ⑤バイオ・ヘルスケア&メディカルインフォマティクス事業、Web3 関連を行う「非金融事業」など、大きく5 つの事業を展開しています。

保険比較サイト「保険の窓口インズウェブ」の運用監視と、障害時の復旧作業を24 時間365 日体制で対応。障害対応の迅速化と、社内メンバーの負荷軽減を実現。

導入サービス

SBI ホールディングス株式会社 導入事例の詳細

SBI ホールディングス株式会社

【取材対応】
SBI ホールディングス株式会社
インズウェブ事業部
部長 兼 システム開発課長 徳田 治 様(写真右から3 人目)

インズウェブ事業部
次長 森田 亘 様(写真右)

インズウェブ事業部
マネジャー 鈴木 幸太朗 様(写真右から2 人目)

※写真左はアールワークス営業担当

1. 概要

24 時間365 日体制での監視や夜間・休日の障害時の検知、復旧対応を迅速に行います

ご担当の業務と、弊社サービスをご採用いただいた経緯をお聞かせください。

当社は、インターネット上で金融サービスを提供している会社です。インズウェブ事業部では、保険比較サイト「保険の窓口インズウェブ」(URL:https://www.insweb.co.jp/)を運営しており、自動車保険の一括見積などのサービスを提供しています。

インズウェブは、金融機関や保険会社、代理店などを対象に、20 年以上にわたってサービスを提供し続けており、顧客の個人情報も多く取り扱っています。そのため、個人情報の管理を徹底し、システムのセキュリティ面を重視して日々運用を行っています。

現在、インズウェブはAWS で稼働していますが、元々はオンプレミス環境で運用していました。AWS の運用を開始したのは2021 年です。

オンプレミスで運用していた頃は、ハードウェアの保守やインフラ環境の見直し、アプリケーションの変更などを5 年ごとに行っていました。インズウェブの運用を開始したのが2000 年頃であるため、2005 年・2010 年・2015 年・2020 年と、4 回システムの見直しを行ってきたことになります。

SBI ホールディングス株式会社

ただ2020 年には多くの企業で金融システムのクラウド移行が進んでいたことから、オンプレミスで運用していたときのコストと比較し、コストの負担が少ないAWSへ移行することにいたしました。

また、オンプレミスの場合、ハードウェアに関する専門知識を持つメンバーの存在が不可欠であり、ハードウェアの保守作業を担当するメンバーに大きな負担がかかることが課題でした。

AWS のほうが負担も少なく、運用のしやすさという面でメリットがあると感じたことも、移行を決断した理由の一つです。

現在、運用には9 名ほどのメンバーが携わっていますが、オンプレミス環境で「インズウェブ」を提供したばかりの頃は6、7 名で監視・運用を行っている状況でした。限られた人数で、24 時間365 日体制で監視をしたり、夜間・休日などの対応を行ったりする必要があり、メンバー一人ひとりに大きな負担がかかっていました。

また、対応が後手になるとお客様に影響が及ぶおそれがあり、メンバーの責任が重くなることも懸念点でした。

その為、社内リソースだけで運用を続けることは難しいと感じ、24 時間365 日体制でのシステム運用や夜間・休日の障害時の検知、復旧対応などを迅速に行うために、2006 年ごろに他社への委託を検討することになったのです。

システム概要図

2. 選定理由

専門知識を活かし、柔軟な対応だけではなくお客様に応じた相談なども実施できます

弊社を選んだポイントはどのようなところでしょうか。

24 時間365 日体制での監視・障害対応を実施できる委託先を探していたところ、以下の2 点に魅力を感じ、アールワークス社を選ばせていただきました。

  • 1. 決められたこと以外にも柔軟に相談に乗ってもらえる

    事前に決められたこと以外には対応しない企業が多いなか、アールワークス社は決められたメニュー以外についても柔軟に相談に乗ってもらえるスタイルであったことに魅力を感じました。

    たとえば、24 時間365 日体制での監視・障害対応以外にも、運用していくなかで「このようにしたほうが良い」といったアドバイスをしていただきました。専門的な知識を持つ社員が社内にもう一人いるような形で真摯に相談に乗ってもらえるため、非常に助かっています。

  • 2. ネットワーク周りの専門的なサポートも行える

    もともと委託先には、監視・障害対応などをお願いしたいと考えていました。しかし、当社には、ネットワークエンジニアやインフラエンジニアなどネットワーク周りに詳しいメンバーが少ない点も大きな課題でした。ネットワークの設定を変更したり、新しい取引先ができてVPN で接続したりする際に、社内で対応できるメンバーが少なかったのです。

    アールワークス社には、監視・障害対応だけでなく、新規の取引先と業務を始める時の拠点間のVPN の構築についてサポートしていただきました。弊社メンバーよりもシステム環境を理解していただいているので、スムーズに開通することができ感謝しております。
    サポートしていただいている範囲はネットワークの設定作業にとどまらず、サーバのスポット構築やSSL 証明書の更新、DBMS のパッチ対応などの作業も対応していただいております。

また、2021 年AWS への移行の際は、オンプレで実施している内容のサービスレベルを落とすことなくクラウド環境へ移設できるように、運用・監視の新規設定などの設計部分から担当していただきました。

専門的な知識・ノウハウを活かして、オンプレだけでなくクラウドに対しても、一気通貫して対応を行える点も、アールワークス社の魅力だと感じています。

3. 検討と成果

迅速かつ柔軟な対応を行い、業務負担を軽減できます

実際に弊社にご依頼してみて感じたことを教えてください。

アールワークス社には、基本的に弊社サービスサイト「インズウェブ」の運用監視と、障害時の復旧作業を24 時間365 日体制で対応してもらっています。障害などが発生した際、担当者に繋がるまで繰り返し電話するなど、日々迅速に対応していただいており非常に助かっています。

SBI ホールディングス株式会社

アールワークス社に対応をお願いしたことで、当初の目的どおり、障害対応の迅速化と弊社メンバーの負荷軽減を実現できました。

また、サーバをどのように構築すべきかなど設計部分から相談できるようになり、業務効率が大幅に向上したことも、依頼して良かったポイントです。

運用監視や障害時の復旧作業だけではなく、設計や運用など多方面で手厚くサポートいただいています。

アールワークスへのご要望があれば教えてください。

今後、当社としてはインフラ環境だけではなく、Web アプリのセキュリティ強化も引き続き重視していきたいと考えています。

アールワークス社には改ざん検知・瞬間復旧サービスやWeb アプリの脆弱性診断などの対応を行っていただいていますが、セキュリティを強化できる施策があればぜひ提案をお願いしたいです。

今後新サービスを立ち上げる際には、構築、運用・監視だけではなくセキュリティ対策についても随時ご依頼できればと考えています。

また、セキュリティ対策に加えて、セキュリティに関する最新情報や、パブリッククラウドやAWS などの情報、業界に関する最新情報なども提供していただけると嬉しいです。

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