AWS Managed Service Column <AWS運用コラム>

AWSとは?サービスの特徴や料金、他クラウドとの違いを解説!

Category: 入門編

2020.10.09

クラウドサービスの中でも最も多く利用されており、幅広いユーザーを持つAWSに興味を持っている情報システム担当者は少なくありません。2020年の新型コロナウイルス対策では、テレワークや在宅勤務制度の活用も進んでおりシステムのクラウド化へのニーズはますます高まっている状況です。

そこで、この記事では改めて、AWSとは何かについて解説します。AWSはAmazonが提供しているクラウドサービスの総称なので、利用可能なサービスを具体的に紹介しながら、クラウドサービス業界での立ち位置や他社サービスとの違いについても解説します。

AWSとは?

まずは、AWSがどのようなサービスなのかがイメージできるように、業界での立ち位置や具体的なサービスを紹介します。

AWSはクラウド業界のNo.1サービス

クラウドサービスにはAWSの他にもさまざまなサービスがありますが、AWSはIT分野を中心とした調査会社であるガートナー社の調査において9年連続で「リーダー」に選出されており、実行能力の高さとビジョンの完成度を高く評価されています。

AWSの2019年の売り上げは、346億円となっており、世界でのクラウド市場におけるシェアの32.3%を占めています。32.3%というシェア率は、2位のAzure(マイクロソフト社)の16.9%の倍近くであり、クラウドサービスのリーディング企業として知られています。

また、クラウドサービス市場全般が伸びているということもありますが、AWSは非常に高い成長率を見せており、2018年から2019年にかけて36%の成長率を見せています。

AWSの主なサービス

AWSは、クラウドサービスの総称で、ユーザー側で必要に応じてサービスを契約する仕組みを取っています。AWSにはさまざまなサービスが存在しますが、例えば一部の具体的なサービスをあげると、次のようなサービスがあります。

Amazon EC2

EC2は仮想サーバーで、EC2で最もよく利用されているサービスの一つです。EC2は、利用料に応じて費用が発生する従量課金制度を取っています。

Amazon S3

S3は、ストレージ(データを保存しておくためのサービス)です。S3も従量課金制を取っており、利用したデータ容量に応じて費用が課金される仕組みになります。

Amazon RDS

RDSは、データベースサービスです。MySQLやAmazon Auroraなど、6つのデータベースエンジンを利用することができます。

Amazon ERM

Amazon ERMは、ビッグデータを処理して機械学習をするためのサービスです。例えば、自社で取得したさまざまなデータをS3に保存して、ERMで分析・処理をするといった使い方も可能です。

AWSの特徴

続いて、AWSの特徴を3点紹介します。

豊富なサービスを組み合わせて利用できる

AWSには、合計165以上ものサービスがあります。これは、クラウドサービスの中で最も多い数です。

AWSでは、この165のサービスを必要に応じて組み合わせて利用することが可能です。
例えば、ストレージに保存したデータの数値を使用してデータベース作成やビッグデータ分析をおこなったり、AWSで作成したネットワークにセキュリティ対策を施したりするなどの組み合わせが可能です。

あるいは、AWSのサービスは既存の自社サーバーと接続・連携をしたり、Azureなどの他のクラウドサービスと連携して使用したりすることも可能です。

安定したネットワーク

AWSの特徴としては、ネットワークの安定性と可用性(システムが継続して稼働できる度合いや能力)の高さも挙げられます。

AWSでは、複数のAZ(アベイラビリティゾーン=データセンター)の構成などの対策により、非常に高い耐障害性を誇っています。例えば、EC2ではSLA(サービス品質保証)として「月刊稼働率99.99%以上」を保証しています。これは、EC2の稼働率が99.99%を下回ったときには、一定の割引がおこなわれることを意味しています。

SLAの設定はサービスごとに基準値が設けられていますが、AWSでは大半のサービスにSLAが設定されていることからも、ネットワークの安定性が非常に高いことがわかります。

政府機関採用で安心のセキュリティ

AWSは、非常に高いセキュリティレベルを誇っています。そのセキュリティレベルの高さは、政府機関や金融機関が重要情報の処理などのためにAWSを利用していることからも確認することができます。

AWSの料金

AWSの導入を検討している方にとっては、料金体系がどのようになっているのかについても気になるところでしょう。

具体的な料金体系はAWSの個別のサービスや料金プランによって異なりますが、特徴的なこととしてAWSは従量課金制の料金体系を取っているサービスが多いことが挙げられます。

例えば、Amazon S3では、保存データへのアクセスやデータ取り出しの頻度・容量に応じて料金が課金される仕組みになっています。このような料金体系は、利用した分に応じた料金しか請求されない点がメリットですが、利用状況に応じて請求金額が変動するというリスクがあります。リスク対策として、一日の料金の上限を設定するなどの対策ができます。

また、AWSはアメリカ発のサービスですが、円での支払いにも対応しています。ただし、請求額はドルベースとなっており、Amazonが定めるレートによって円に自動換算される仕組みを取っています。

AzureやGCPとの違い・比較

AWS/Azure/GCPの違い・比較
AWS/Azure/GCPの違い・比較

クラウドサービスの導入を検討する際に、AWS以外にAzureやGCPと比較検討されている方もいると思います。それぞれの違いについて、簡単に比較してみましょう。

AWSの特徴とメリット

他サービスと比較した際のAWSが優位な点は、AWSはトップシェアメーカーとしての確かな実績と豊富なサービス、高い信頼性です。豊富なサービスの中から自社に合ったサービスを構築できるため、自由度が高く、きめ細やかな運用が可能です。例えば、GCPではできないことがAWSならできるといったケースもあります。

Azureの特徴とメリット

AWSよりも後発ながら、AWS以上の伸び率を誇っておりAWSを猛追しているのがAzureです。Azureのメリットは、次の2点です。

  • AzureはMicrosoftのOffice365を始めとしたマイクロソフト社のソフトウェアや既存の社内構築型のシステムとの連携に優れている。
  • 金融業界や航空業界や電力業界など特定の業界に強い。
これらのメリットから、既存のシステムと連携させながら、クラウドサービスを検討しているユーザーにAzureがよく利用されています。

GCPの特徴とメリット

GCPはGoogleが展開するクラウドサービスです。GCPの大きな特徴は次の3点です。

  • Googleの膨大なデータを活用したクラウドサービスであり、ビッグデータの解析や処理に優れた技術を持っている。
  • AIの技術の裏付けとなっている機械学習の技術に優れている。
  • AWSやAzureと比較して価格が安い。

一方、デメリットとしては日本語の情報が充実していないことや利用できるサービスの種類・数が比較的少ない点が挙げられます。

AWSがマッチしている企業・ユーザー

上記の比較を見てわかる通り、AWS・Azure・GCPはいずれも業界を代表するサービスなので、すべて非常に優れています。自社のニーズや状況によってどのサービスが最も適しているのかは異なりますが、最も歴史が古く、多様なサービスを展開しているのがAWSです。

また、AWSは1ライセンスからエンタープライズまで幅広く対応していることもあり、ユーザーを選ばないサービスであるともいえます。したがって、もし3社の中で導入するサービスを迷っている場合は、AWSが最も安心して導入できるサービスであるといえるかもしれません。

おわりに

AWSでは、165ものサービスの中から、自社の目的やニーズに合ったサービスを選んで構築することができるので、過不足なく必要不可欠なサービスを利用することができます。AWSは業界トップのシェアを誇っていることもあり、非常に信頼性の高いサービスです。

AWSにおける、AzureやGCPなどの他社サービスとの特徴やメリットの違いを参考にしながら、導入を検討されてみてはいかがでしょうか?

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