目次
Microsoft Intuneの各料金プランから、最適な料金プランを選択することが求められている
Microsoft Intune を導入しようと思っているが、様々な料金プランがあり、どのプランを選ぶのが最適か悩まれている方もいると思われます。一つ一つのプランの料金や提供される機能などを順に理解していけば、その悩みは解決します。
本記事では、 Microsoft Intune の料金について解説しますので、実際に Microsoft Intune のプランを選ぶ時に参考にできます。また、 Microsoft Intune の料金に影響を与える要素を解説します。さらに、 Intune のコストパフォーマンスについて解説しますので、コスト削減を実施するヒントが得られます。
1. Microsoft Intuneの料金について
ここでは、 Microsoft Intune のプランと提供される機能を紹介し、選定ポイントを解説します。この情報を参考に、最適な料金プランを選んでください。
Microsoft Intune
Microsoft Intune は、 Windows や、 iOS 、 Android 、 macOS のデバイスの管理とアプリケーションの管理を行う機能を持ちます。料金は、月額 1 ライセンスごとに 1199 円です。
Microsoft Intune プラン2
このプランは Microsoft Intune に追加できるアドオンであり、エンドポイントのセキュリティと管理を強化できます。料金は、月額 1 ライセンスごとに 599 円必要となります。
Microsoft Intune Suite
Microsoft Intune に追加できるアドオンであり、 Microsoft Intune プラン 2 より詳細なセキュリティと管理の設定や自動的にデバイスの暗号化を有効にする機能を持ちます。料金は、月額 1 ライセンスごとに 1499 円です。
Microsoft 365 Business Premium
Microsoft Intune に加えて、 Word や Excel 、 PowerPoint などの Office アプリケーションを使用できます。さらに、 業務でよく使われる Microsoft Teams も使えて、料金は利用人数 300 名まで 1 ライセンスごとに月額 3298 円です。
Microsoft 365 E3
Microsoft 365 E3 は、 Microsoft Intune や Office アプリケーションに加えて、高度なセキュリティ機能を活用できます。しかし、 Teams Enterprise の契約をしなければ Microsoft Teams を使用できません。料金は 1 ライセンスごとに月額 5059 円です。
Microsoft 365 E5
Microsoft 365 E5 は、 Microsoft 365 E3 で活用できる機能に加えて、高度な分析機能などを活用できます。 Microsoft Teams を使いたい場合は、 Microsoft 365 E3 と同様に Teams Enterprise の契約が必要です。料金は 1 ライセンス ごとに月額 8208 円です。
それぞれのプランの比較と選定ポイント
それぞれのプランの料金と機能は、下記のとおりです。
プラン | 月額料金 | 機能 |
---|---|---|
Microsoft Intune | 1199円 | Microsoft Intune のみ |
Microsoft Intune プラン2 | 599円 | エンドポイントのセキュリティと管理を強化 |
Microsoft Intune Suite | 1499円 | 詳細なセキュリティと管理の設定、暗号化の自動化 |
Microsoft 365 Business Premium | 3298円 | Microsoft Intune 、 Office アプリケーション、 Microsoft Teams |
Microsoft 365 E3 | 5059円 | Microsoft Intune 、Officeアプリケーション、高度なセキュリティ機能 |
Microsoft 365 E5 | 8208円 | Microsoft Intune 、 Officeアプリケーション、高度なセキュリティ機能、高度な分析機能 |
※月額料金は、 1 ライセンスあたりの金額です。
導入したい機能が Microsoft Intune のみで、基本的なデバイスとアプリケーションの管理をリーズナブルに行いたい場合は、 Microsoft Intune を選択します。セキュリティと管理の強度を高めたい場合、 Microsoft Intune プラン 2 か Microsoft Intune Suite を選ぶと良いでしょう。
Office アプリケーションも機能も使いたい場合、 Microsoft 365 Business Premium が良い選択です。 Office アプリケーションの利用に加えて、高度なセキュリティも望むのであれば、 Microsoft 365 E3 や、包括的な分析機能も提供する Microsoft 365 E5 が最適です。
※参考:Microsoft Intune のプランと価格をご紹介します
2. 料金に影響を与える要素
Microsoft Intune の料金は、様々な要素に影響を受けます。ここでは、それらの要素について理解しましょう。
ユーザー数
料金は、1 ライセンス当たりの金額が設定されているため、ユーザー数が増えると総費用も増加します。
契約期間
契約は、年間契約か月間契約を選択できます。年間契約は 1 年分の料金を一括して支払う必要がありますが、月間契約に比べて料金は割安になります。
追加オプション
追加料金を払うことで、追加オプションを設定でき、より強固なセキュリティ設定や高度な管理機能を設定できます。
3. Intuneのコストパフォーマンス
Microsoft Intune を活用することで、コストパフォーマンスを上げることもできます。ここでの内容を参考に、コストパフォーマンスの向上に取り組んでみることをおすすめします。
運用コストの最適化
Microsoft Intune の導入により、デバイスへのポリシー適用やセキュリティアップデートが自動化されるため、システム担当者などの作業量が減ります。このため、運用に対するタスクを最小限に抑えられ、運用コストが削減できます。
セキュリティに関するコストの最適化
Microsoft Intune によりセキュリティ対策が強化され、悪意のある攻撃から自社を守ることができます。これによりセキュリティ対策にかかるコストを削減できます。
4. まとめ
Microsoft Intune の料金プランは、様々なプランが存在します。その中で料金プランを比較したり、料金に関する情報を知ることで最適な料金プランを選定することの効果は高いと考えられます。
ぜひこの記事を参考にして、料金プランを決定することで、 Microsoft Intune を最も有効に活用してください。
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Tag: Microsoft Intune
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