目次
はじめに
Pandora FMS Enterprise SaaS では、障害検知時にメールや電話等で通知するだけでなく、障害が発生しているプロセスの再起動などの一次対応(アクション)を行うこともできます。
ここでは、障害に応じて決まった処理を実行する設定について説明します。
障害検知に応じたプロセス自動再起動
概要
障害検知に応じたプロセス自動再起動は、pandora_agent に設定を追加することにより実現します。そのため、pandora_agent がインストールされている監視対象に対して有効です。pandora_agent の設定変更は Pandora コンソールから実施します。
手順詳細
システム管理メニューより [エージェント管理] をクリックします。
一次対応を自動で行いたいモジュールをクリックします。
次のように、データ設定フィールドで module_begin と module_end の間に module_condition を設定します。
この例は、Linux における “httpdプロセス数” の監視項目(モジュール)で、プロセス数が 0 になった場合に、httpd プロセスを再起動する設定で、以下のような 1行を追加しています。
module_condition < 1 service httpd restart
これにより、httpd プロセス数が 0 (ダウン)になった場合に、自動的に service httpd restart が実行されるようになります。
Windows で IIS を再起動する場合の例は以下の通りです。
module_condition < 1 net stop W3SVC & net start W3SVC & net stop IISADMIN & net start IISADMIN
最後に[更新]をクリックすると、設定が pandora_agent に反映されます。
なお、この再起動処理は pandora_agent 単体で実行されることに注意してください。監視サーバーと監視対象の間の通信が切れている場合などでも、pandora_agent が動作していれば障害時に指定した処理が実行されます。
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