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目次

はじめに

Pandora FMS Enterprise SaaS では、特定のサーバーハードウエアを監視するためのプラグインや、各種クラウド環境を監視するためのプラグインをあらかじめ備えています。
以下では、それらの特別なプラグインを使った特定の環境に依存した監視設定の例を掲載しています。

DELL ハードウエア監視

概要

DELL ハードウエア監視は、プラグインを用いて Pandora FMS サーバからポーリングにて監視を行う、プラグインサーバモジュールにて設定を実現します。Pandora FMS Enterprise SaaS の場合、プラグインはあらかじめ登録済ですので、それを利用するだけです。
なお、プラグインサーバモジュールの詳細説明は、Pandora FMS 公式ドキュメントを参照ください。

手順詳細

まず、前提条件として、監視対象サーバに DELL の管理ツールである OMSA(OpenManage Server Administrator) がインストールされている必要があります。インストールされていない場合は、インストールを行います。
監視対象側の準備が整ったら監視サーバー側の設定に移ります。
システム管理メニューより [エージェント管理] をクリックします。
pandora-s_ping1

次に、設定したいエージェントの [モジュール] をクリックします。 (監視対象エージェントが未登録の場合は、先にエージェントを登録してください)
pandora-s_ping2

[プラグインサーバモジュールの新規作成] を選択し、[作成] をクリックします。
pandora-s_dell3

次の画面で、以下のいずれかを選択します。

  • DELL ハードウエアステータス取得
  • DELL ディスクステータス取得

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選択肢に応じて設定可能なプラグインパラメータが右に表示されるので、取得したいデータに応じて、”Plug-in Parameters” のフィールドにパラメータを設定します。
その他、名前や閾値(警告状態・障害状態)などを設定し、[作成]をクリックすれば、設定完了です。

HP ハードウエア監視

概要

HP ハードウエア監視は、プラグインを用いて Pandora FMS サーバからポーリングにて監視を行う、プラグインサーバモジュールにて設定を実現します。Pandora FMS Enterprise SaaS の場合、プラグインはあらかじめ登録済ですので、それを利用するだけです。
なお、プラグインサーバモジュールの詳細説明は、Pandora FMS 公式ドキュメントを参照ください。

手順詳細

まず、前提条件として、監視対象サーバに HP の管理ツールである Insight Management Agents がインストールされている必要があります。インストールされていない場合は、インストールを行います。
監視対象側の準備が整ったら監視サーバー側の設定に移ります。
システム管理メニューより [エージェント管理] をクリックします。
pandora-s_ping1

次に、設定したいエージェントの [モジュール] をクリックします。 (監視対象エージェントが未登録の場合は、先にエージェントを登録してください)
pandora-s_ping2

[プラグインサーバモジュールの新規作成] を選択し、[作成] をクリックします。
pandora-s_dell3

次の画面で、以下のいずれかを選択します。

  • HP ハードウエアステータス取得
  • HP ディスクステータス取得

pandora-s_hp4
選択肢に応じて設定可能なプラグインパラメータが右に表示されるので、取得したいデータに応じて、”Plug-in Parameters” のフィールドにパラメータを設定します。
その他、名前や閾値(警告状態・障害状態)などを設定し、[作成]をクリックすれば、設定完了です。

AWS CloudWatch連携監視

概要

AWS CloudWatch連携監視は、CloudWatchで取得できるAWSの各データを Pandora FMS に取り込み、Pandora FMS にて障害判定やアラートをあげるものです。Pandora FMS サーバからポーリングにて監視を行う、プラグインサーバモジュールとして設定を行います。Pandora FMS Enterprise SaaS の場合、プラグインはあらかじめ登録済ですので、それを利用するだけです。
なお、プラグインサーバモジュールの詳細説明は、Pandora FMS 公式ドキュメントを参照ください。

手順詳細

まず、前提条件として、AWS の API へアクセスするためのAWS アカウントのアクセスキーを準備しておく必要があります。アクセスキーに関する詳細は、AWSのサイトを参照してください。
AWS側の準備が整ったら監視サーバー側の設定に移ります。
システム管理メニューより [エージェント管理] をクリックします。
pandora-s_ping1

次に、設定したいエージェントの [モジュール] をクリックします。 (監視対象エージェントが未登録の場合は、先にエージェントを登録してください)
pandora-s_ping2

[プラグインサーバモジュールの新規作成] を選択し、[作成] をクリックします。
pandora-s_dell3

次の画面で、以下を選択します。

  • AWS CloudWatch メトリック取得

pandora-s_cloudwatch4

選択するとパラメータの入力フィールドが表示されますので、必要な値を入力します。入力項目は以下の通りです。

  • 名前空間: どのタイプのインスタンスのデータを取得するかを指定します。EC2 であれば、”AWS/EC2″ です。
  • メトリクス名: 対象インスタンスのどのタイプのデータを取得するかを指定します。CPU 使用率であれば CPUUtilization です。
  • 統計: 統計手法を指定します。
  • ディメンション名
  • ディメンションの値
  • 取得開始期間: CloudWatchから遡って取得する値の範囲を秒単位で指定します。
  • ウインドウ幅
  • アクセスキー
  • 秘密アクセスキー

メトリクスやディメンジョンほかの設定可能な値の詳細については、こちらを参照してください。

その他、名前や閾値(警告状態・障害状態)などを設定し、[作成]をクリックすれば、設定完了です。

AWS EC2ステータス・イベント監視

概要

AWS EC2ステータス・イベント監視は、Pandora FMS にて AWS EC2 インスタンスのステータスおよび、イベントを監視したりアラートをあげるものです。イベント監視では AWS のメンテナンスによる EC2 再起動要求等の通知を監視し Pandora FMS のアラートとしてあげることができます。これらは、Pandora FMS サーバからポーリングにて監視を行う、プラグインサーバモジュールとして設定を行います。Pandora FMS Enterprise SaaS の場合、プラグインはあらかじめ登録済ですので、それを利用するだけです。
なお、プラグインサーバモジュールの詳細説明は、Pandora FMS 公式ドキュメントを参照ください。

手順詳細

まず、前提条件として、AWS の API へアクセスするための AWS アカウントのアクセスキーを準備しておく必要があります。アクセスキーに関する詳細は、AWSのサイトを参照してください。
AWS側の準備が整ったら監視サーバー側の設定に移ります。
システム管理メニューより [エージェント管理] をクリックします。
pandora-s_ping1

次に、設定したいエージェントの [モジュール] をクリックします。 (監視対象エージェントが未登録の場合は、先にエージェントを登録してください)
pandora-s_ping2

[プラグインサーバモジュールの新規作成] を選択し、[作成] をクリックします。
pandora-s_dell3

次の画面で、目的に応じて以下のいずれかを選択します。

  • AWS EC2ステータス取得
  • AWS EC2イベント取得

pandora-s_ec2-4

選択するとパラメータの入力フィールドが表示されますので、必要な値を入力します。入力項目は以下の通りです。

  • リージョン: 対象の EC2 インスタンスがあるリージョンを設定します。
  • ステータスタイプ(“AWS EC2ステータス取得”を選択した場合のみ): 取得したいステータスタイプを system, instance, running のいずれかで指定します。
  • インスタンスID: EC2 のインスタンスIDを指定します。
  • アクセスキー: AWS アカウントのアクセスキーを指定します。
  • 秘密アクセスキー: AWS アカウントの秘密アクセスキーを指定します。

Pandora FMS におけるモジュールの種類の設定は次の通りとします。

  • AWS EC2 ステータス取得: Generic boolean
  • AWS EC2イベント取得: Generic string

その他、名前や閾値(警告状態・障害状態)などを設定し、[作成]をクリックすれば、設定完了です。

AWS RDSステータス・イベント監視

概要

AWS RDSステータス・イベント監視は、Pandora FMS にて AWS RDS インスタンスのステータスおよび、イベントを監視したりアラートをあげるものです。これらは、Pandora FMS サーバからポーリングにて監視を行う、プラグインサーバモジュールとして設定を行います。Pandora FMS Enterprise SaaS の場合、プラグインはあらかじめ登録済ですので、それを利用するだけです。
なお、プラグインサーバモジュールの詳細説明は、Pandora FMS 公式ドキュメントを参照ください。

手順詳細

まず、前提条件として、AWS の API へアクセスするための AWS アカウントのアクセスキーを準備しておく必要があります。アクセスキーに関する詳細は、AWSのサイトを参照してください。
AWS側の準備が整ったら監視サーバー側の設定に移ります。
システム管理メニューより [エージェント管理] をクリックします。
pandora-s_ping1

次に、設定したいエージェントの [モジュール] をクリックします。 (監視対象エージェントが未登録の場合は、先にエージェントを登録してください)
pandora-s_ping2

[プラグインサーバモジュールの新規作成] を選択し、[作成] をクリックします。
pandora-s_dell3

次の画面で、目的に応じて以下のいずれかを選択します。

  • AWS RDSステータス取得
  • AWS RDSイベント取得

pandora-s_rds4

選択するとパラメータの入力フィールドが表示されますので、必要な値を入力します。入力項目は以下の通りです。

  • リージョン: 対象の RDS インスタンスがあるリージョンを設定します。
  • インスタンスID(“AWS RDSステータス取得”を選択した場合のみ): RDS のインスタンスIDを指定します。
  • RDS名(“AWS RDSイベント取得”を選択した場合のみ): RDS名を指定します。
  • アクセスキー: AWS アカウントのアクセスキーを指定します。
  • 秘密アクセスキー: AWS アカウントの秘密アクセスキーを指定します。

Pandora FMS におけるモジュールの種類の設定は次の通りとします。

  • AWS RDSステータス取得: Generic boolean
  • AWS RDSイベント取得: Generic string

その他、名前や閾値(警告状態・障害状態)などを設定し、[作成]をクリックすれば、設定完了です。

AWS ELB ヘルスチェック状態監視

概要

AWS ELB ヘルスチェック状態監視は、Pandora FMS にて AWS の ELB 配下のインスタンスに対するヘルスチェックの状態を監視するものです。これは、Pandora FMS サーバからポーリングにて監視を行う、プラグインサーバモジュールとして設定を行います。Pandora FMS Enterprise SaaS の場合、プラグインはあらかじめ登録済ですので、それを利用するだけです。
なお、プラグインサーバモジュールの詳細説明は、Pandora FMS 公式ドキュメントを参照ください。

手順詳細

まず、前提条件として、AWS の API へアクセスするための AWS アカウントのアクセスキーを準備しておく必要があります。アクセスキーに関する詳細は、AWSのサイトを参照してください。
AWS側の準備が整ったら監視サーバー側の設定に移ります。
システム管理メニューより [エージェント管理] をクリックします。
pandora-s_ping1

次に、設定したいエージェントの [モジュール] をクリックします。 (監視対象エージェントが未登録の場合は、先にエージェントを登録してください)
pandora-s_ping2

[プラグインサーバモジュールの新規作成] を選択し、[作成] をクリックします。
pandora-s_dell3

次の画面で、以下を選択します。

  • AWS ELB 配下インスタンスステータス取得

pandora-s_elb4

選択するとパラメータの入力フィールドが表示されますので、必要な値を入力します。入力項目は以下の通りです。

  • リージョン: 対象の ELB インスタンスがあるリージョンを設定します。
  • ELB名: ELB名を指定します。
  • インスタンスID: ELB配下のヘルスチェック対象であるEC2インスタンスのIDを指定します。
  • アクセスキー: AWS アカウントのアクセスキーを指定します。
  • 秘密アクセスキー: AWS アカウントの秘密アクセスキーを指定します。

Pandora FMS におけるモジュールの種類の設定は、”Generic boolean” を設定します。

その他、名前や閾値(警告状態・障害状態)などを設定し、[作成]をクリックすれば、設定完了です。

GMOクラウド ALTUS仮想サーバステータス監視

概要

GMOクラウド ALTUS仮想サーバステータス監視は、Pandora FMS にて GMOクラウドの ALTUS の仮想サーバインスタンスの状態を監視するものです。これは、Pandora FMS サーバからポーリングにて監視を行う、プラグインサーバモジュールとして設定を行います。Pandora FMS Enterprise SaaS の場合、プラグインはあらかじめ登録済ですので、それを利用するだけです。
なお、プラグインサーバモジュールの詳細説明は、Pandora FMS 公式ドキュメントを参照ください。

手順詳細

まず、前提条件として、ALTUS の API へアクセスするためのアクセスキーを準備しておく必要があります。アクセスキーに関する詳細は、GMOクラウド ALTUS Isolateシリーズ ガイドまたは、GMOクラウド ALTUS Basicシリーズ ガイドを参照してください。
ALTUS側の準備が整ったら監視サーバー側の設定に移ります。
システム管理メニューより [エージェント管理] をクリックします。
pandora-s_ping1

次に、設定したいエージェントの [モジュール] をクリックします。 (監視対象エージェントが未登録の場合は、先にエージェントを登録してください)
pandora-s_ping2

[プラグインサーバモジュールの新規作成] を選択し、[作成] をクリックします。
pandora-s_dell3

次の画面で、以下を選択します。

  • CloudStack VMステータス取得

pandora-s_cloudstack-vm-4

選択するとパラメータの入力フィールドが表示されますので、必要な値を入力します。入力項目は以下の通りです。

  • URL: API の URL APIを設定します。
  • インスタンスID: 仮想サーバのインスタンスのIDを指定します。
  • APIキー: クラウドコンソールアカウントのAPIキーを指定します。
  • シークレットキー: クラウドコンソールアカウントのシークレットキーを指定します。

Pandora FMS におけるモジュールの種類の設定は、”Generic boolean” を設定します。

その他、名前や閾値(警告状態・障害状態)などを設定し、[作成]をクリックすれば、設定完了です。

IDCフロンティア IDCFクラウド仮想サーバステータス監視

概要

IDCフロンティア IDCFクラウド仮想サーバステータス監視は、Pandora FMS にて IDCフロンティア IDFクラウドの仮想サーバインスタンスの状態を監視するものです。これは、Pandora FMS サーバからポーリングにて監視を行う、プラグインサーバモジュールとして設定を行います。Pandora FMS Enterprise SaaS の場合、プラグインはあらかじめ登録済ですので、それを利用するだけです。
なお、プラグインサーバモジュールの詳細説明は、Pandora FMS 公式ドキュメントを参照ください。

手順詳細

まず、前提条件として、IDCFクラウド の API へアクセスするためのアクセスキーを準備しておく必要があります。IDCFクラウドにログインして、アカウントのAPIキー、シークレットキー、APIエンドポイントを控えておきます。
APIキー等の確認が完了したら監視サーバー側の設定に移ります。
システム管理メニューより [エージェント管理] をクリックします。
pandora-s_ping1

次に、設定したいエージェントの [モジュール] をクリックします。 (監視対象エージェントが未登録の場合は、先にエージェントを登録してください)
pandora-s_ping2

[プラグインサーバモジュールの新規作成] を選択し、[作成] をクリックします。
pandora-s_dell3

次の画面で、以下を選択します。

  • CloudStack VMステータス取得

pandora-s_cloudstack-vm-4

選択するとパラメータの入力フィールドが表示されますので、必要な値を入力します。入力項目は以下の通りです。

  • URL: API のエンドポイント URL を設定します。
  • インスタンスID: 仮想サーバのインスタンスのIDを指定します。
  • APIキー: クラウドコンソールアカウントのAPIキーを指定します。
  • シークレットキー: クラウドコンソールアカウントのシークレットキーを指定します。

Pandora FMS におけるモジュールの種類の設定は、”Generic boolean” を設定します。

その他、名前や閾値(警告状態・障害状態)などを設定し、[作成]をクリックすれば、設定完了です。

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